波動関数の規格化

物理化学

波動関数の規格化は量子力学の中でも重要な概念!

問題としても、波動関数を規格化する問題や、証明がよく問われる。

覚えとけば難しくないから書いてみるね。

波動関数の規格化とは?

波動関数Ψ(x)の規格化とは全空間[-∞,∞]において次の条件を満たす

ここで|Ψ(x)|2は波動関数の絶対値の二乗を表し、確率密度を表してるよ。

意味的には、波動関数が表す粒子が位置xに存在する確率の総和が1であることを意味してる。

つまり、どこかしらに粒子が存在するってこと。

ただの波動関数は粒子が存在する確率を明確に言及できないから、規格化された波動関数は扱いやすいってイメージ。

規格化する方法

次のステップで規格化できる。

  1. 規格化されてない波動関数Ψ(x)をΨ(x)=NΦ(x)とおく。
  2. 規格化条件に代入
  3. Nを求めて、規格化完了!

すんごく簡単にできるよ。一問例示すね。

区間 [−1,1]上の規格化されてない波動関数Ψ(x)=2xの規格化。

 1.Ψ(x)=N2x

 2.規格化条件に代入

 3.Nを求めて

  規格化完了!

慣れれば簡単だよ。直交性とごっちゃにならないようにね。

直交性についてもまとめたから見てみてね。

大学で化学を専攻している学生です。広ーく大学化学を学んでるので、基礎的なことを広ーく発信しようと思います。応用は無理です、、、よろしくお願いします!

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